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2011年12月03日

愛された思い出

 今日は 私の誕生日

そぼふる雨をながめながら
ふと思い出したことがある


私が地方の大学に入学し
大学の寮に入ったときのこと


日頃無口な父から
大きな荷物が届いた。

チキンライス   赤飯  などが
缶詰になっているというもの。

お鍋のなかに入れ 沸騰させてしばらくすれば
食べられる

母は母で
たくさんケーキを焼いてくれて送ってくれた。
さすが生クリームは輸送には不向きで
スポンジ状態のもの 3つ。

仲間と分け合っていただいた。

秋には、父への、いただきもののまったけが5本!
赤松の山をお持ちの方から頂いたものだったと思う。

私は小躍りして、
寮のお部屋で こっそり持っていた小さな炊飯器で
まったけごはんを炊いて
寮のお友達に ふるまった。


そこまではよかった!

私の部屋の電気のブレーカーが飛んでしまったのだ!

寮長さんが 飛んでくると察した私たちは
あわてて、窓をあけ まったけと醤油のこおばしい香りを
それぞれの手で 窓に放った。

あーーもったいないこと。

「どなたか 悪さをしておりますな」

寮長さんは、ニヤっと笑って 去って行った。


愛された思い出は すべて 食べ物に通じる 食いしん坊ではある。





Posted by ことづくりさっちゃん at 09:30│Comments(0)
 
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